公演に関するバレエ用語

「知っていそうで知らなかった。」「今さら恥ずかしくて人に聞けない。」「やるからには知っておきたい!」

そんなバレエに関する言葉を集めてみました。【 著:ひなたようこ 】

ballet terms

バレエ公演について

バレエ・ブラン

白いバレエ、という意味。白いチュチュを身につけたバレリーナたちが踊るシーン、またはバレエ作品のことをさします。「ジゼル」第2幕、「ラ・バヤデール」第3幕、「白鳥の湖」第2幕、第4幕など。妖精や精霊、夢幻の中の人物などで、現実の生の世界に対して、非現実的な世界をあらわしています。

3大バレエ

ロシアの作曲家、ピョートル・チャイコフスキーが音楽を手がけた3つのバレエ「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」のこと。マリウス・プティパによる振付がスタンダード。

グランド・バレエ

ストーリー性のある、多幕の豪華なバレエ作品。3大バレエもグランド・バレエ。

ガラ

様々なダンサーが登場し、パ・ド・ドゥや小品を披露するコンサート形式の公演のこと。

トリプル・ビル

3つの演目を一晩に上演する公演のこと。

コンクール

基本的にバレエは芸術であるため、スポーツであるフィギアスケートのように採点したり、順位をつけたりするものではありません。ですが、コンクールにおいては、技術、身体能力、表現、芸術性が審査され、順位がつけられます。もともとバレエの世界自体が競争社会であるともいえ、常にダンサー達は切磋琢磨していますが、コンクールは審査員がその1つの演目、舞台を見て順位をつけます。近年、大小様々なコンクールが開催されています。年齢による部門も小学生から大人までと幅広く、女性、男性のヴァリエーション部門以外にも、パ・ド・ドゥ部門、コンテンポラリー部門があるコンクールもあります。18歳までの若いダンサーの登竜門として有名なのが、スイスのローザンヌ国際バレエコンクールです。また、日本において歴史と権威のあるコンクールは毎年春に開催される、東京新聞舞踊コンクールと言えるでしょう。

3大コンクール

ブルガリアで行われるヴァルナ国際バレエコンクール、ロシアのモスクワ国際コンクール、アメリカのジャクソン・コンクールのこと。日本においてコンクールというと10代のダンサーがチャレンジするものと捉えられがちですが、このような国際コンクールはプロのダンサーが国際的なレベルでのキャリアアップや、国外のカンパニーへ移籍するチャンスとしてチャレンジしています。才能溢れるダンサー達が、受賞後、国際的に活躍の場を得ています。日本人で初めて、ヴァルナ国際バレエコンクールで金賞を取ったのが森下洋子さんです。

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